『オークスに風は吹いたのか？～後編』
（【オークス回顧】オークスに風は吹いたのか？～前編より続く）
G1のファンファーレ！
が鳴る。
これが川田騎手の精一杯だった・・・・・。
勝ったのはヌーヴォレコルト！
そうだ！老師の言うローブデコルテ、即ち2007年の勝ち馬である。
その瞬間！雲間から光が射し込んだように
（【オークス回顧】オークスに風は吹いたのか？～前編より続く）
G1のファンファーレ！
が鳴る。
6万を超える歓声！が地面を揺らす。
激しく首を上下させる馬が半分はいた。
激しく首を上下させる馬が半分はいた。
落ち着いてはいるようだが、ハープスターの発汗がやけに気になった。
ゲートが開き、それぞれがポジションを争って
ゲートが開き、それぞれがポジションを争って
直線を左、左に傾きながら隊列を作っていく。
ハープスターは後ろから3頭目、1番ベッラレジーナも後方を進んだ。
9番ヌーヴォレコルトは好スタートから中断後ろまで下げて内でジッとしている。
岩田騎手の得意の戦法だ。
1000mは1.00.7。遅くもなく、早くもない。好位差しに有利なペース。
1000mは1.00.7。遅くもなく、早くもない。好位差しに有利なペース。
それでもハープスターなら届くだろうと、まだ誰もが信じていたはずだ！
直線、予定通り大外に持ち出したハープスター、
直線、予定通り大外に持ち出したハープスター、
真ん中から抜け出したヌーヴォレコルト、内から来たバウンスシャッセ。
最後はこの3頭の競馬になった・・・
一歩一歩、外からハープスターが脚を伸ばすが、いつものキレがない。
最後はこの3頭の競馬になった・・・
一歩一歩、外からハープスターが脚を伸ばすが、いつものキレがない。
そして前も止まらなかった。
ゴール前10m、最後の意地でバウンスシャッセをかわし
これが川田騎手の精一杯だった・・・・・。
勝ったのはヌーヴォレコルト！
そうだ！老師の言うローブデコルテ、即ち2007年の勝ち馬である。
その瞬間！雲間から光が射し込んだように
口ベタで、分かり辛い老師の話の真意が私の頭の中で閃いた！！
「風は吹いたのだ・・・」
先週の風なんかではなく、7年越しの風である。
ベッラレイアは1番は1番でも、1番人気だったのである。
『老師！！・・・』
私は人混みをかき分けて万風老師を探したが
「風は吹いたのだ・・・」
先週の風なんかではなく、7年越しの風である。
ベッラレイアは1番は1番でも、1番人気だったのである。
『老師！！・・・』
私は人混みをかき分けて万風老師を探したが
騒然たる6万人の観衆の中に、老師の姿を見つけることは出来なかった・・・
朝一番に老師と一緒に買った
朝一番に老師と一緒に買った
「ローブデコルテ（＝ヌーヴォレコルト）」
の単勝馬券を握りしめて、私は府中の空を駆ける風に
来週のダービーの勝ち馬を見ていた。
（了）
※過去記事にある万風老師の言葉にあった『ダービー迄続く風』の意味を知りたい貴方は、無料メルマガに登録しておいてくれ！きっと来週のダービー特集号には老師の語りたかった本当の話を間に合わせることを約束しよう。
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（了）
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